はじめに
ご葬儀の準備を進める中で、「湯灌(ゆかん)」という言葉を耳にされたことがある方も多いのではないでしょうか。湯灌とは、故人様の身体を清め、旅立ちの支度を整える大切な儀式です。
現代では専用の浴槽を使用して全身を洗うスタイルも増えていますが、近年、昔ながらの心温まる伝統的な「古式湯灌(こしきゆかん)」が見直されています。
映画『おくりびと』で描かれた美しく丁寧なお別れ
納棺師の仕事を描き、大きな感動を呼んだ映画『おくりびと』を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。劇中で描かれた、納棺師がご遺族様の見守る中で心を込めてお身体を清め、装いを整えていく美しい立ち振る舞い——あの心温まる作法こそが、まさに「古式湯灌」の姿です。
今回は、日本古来の優しさと祈りが込められた「古式湯灌」の特徴や具体的な流れ、そして選ばれる理由について詳しく解説いたします。
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古式湯灌(こしきゆかん)とは?
古式湯灌とは、大型の機械設備を使わず、古くから受け継がれてきた日本の伝統的なお清め・納棺の儀式です。
湯桶(ゆおけ)やたらいで作ったお湯と綿を用い、ご遺族様が見守る中で、故人様のお身体を優しく丁寧に拭き上げて清めます。
ただお身体を衛生的に保つだけでなく、「生前の苦しみや疲れを洗い流し、安らかな旅立ちを祈る」という精神的な意味合いが深く込められています。
専門の納棺師が行う「古式湯灌」の具体的な手順
当社の古式湯灌では、ご遺族様の心に寄り添いながら、専門の納棺師が以下の手順で心を込めてお支度を整えます。
基本処置
お身体の状態を整えるため、お口元や耳・鼻への詰め綿など、衛生面・お姿の保全に配慮した適切な処置を行います。
お顔剃り
男性の髭剃りはもちろん、女性の産毛のお手入れも丁寧に行い、お顔立ちをすっきりと整えます。
お化粧(メイク)
生前のお人柄やご遺族様のご希望に合わせて、自然で安らかなお顔立ちに仕上げます。
整髪
ドライシャンプーやブラシを用いて髪の毛を整え、清潔で美しい状態に仕上げます。
清拭(お身体のお清め)
ぬるま湯と綿を用いて、お頭から足先まで丁寧にお身体を拭き上げます。ご希望に応じて、ご遺族様にも綿をお持ちいただき、ご一緒に拭いて差し上げることが可能です。
着付け(お着替え)
安置の際に着用されていた浴衣やパジャマから、仏衣(白装束)や神衣へとお着替えを行います。また、「生前お気に入りだった洋風のお召し物やご趣味の衣装」にお着替えすることも可能です。
ご納棺
美しく整った故人様をご家族皆様の手で温かくお棺へとお納めし、副葬品などを一緒にお入れします。
古式湯灌が選ばれる理由・魅力
「いつもの面影」を取り戻す手厚いケア
お顔剃りや整髪、お化粧、そして思い出のお洋服への着付けまで行うため、まるで眠っているかのような自然で穏やかなお姿へとお戻しするお手伝いをいたします。
ご遺族様も「手」を添えて参加できる
清拭や納棺の際には、納棺師の誘導のもとご遺族様もご参加いただけます。「今までありがとう」「お疲れ様でした」と声をかけながら直接触れる時間は、かけがえのないお別れのひとときとなります。
お部屋の広さを気にせず行える
大型機器を搬入しないため、ご自宅の省スペースや斎場の小部屋でも実施可能です。住み慣れたお部屋で静かにお見送りしたい方に適しています。
まとめ:大切な方との絆を再確認する時間に
「生前好きだった服を着せてあげたい」
「いつも通りきれいなお顔で送り出してあげたい」
「家族みんなの手で、温かくお世話をしてあげたい」
そうした想いをお持ちでしたら、ぜひ当社の「古式湯灌」をご検討ください。
当社の「葬儀プラン」をご利用検討のお客様へ
一般的な葬儀社では、湯灌や納棺の儀式は別途オプション料金(追加費用)となるケースが多く見られます。しかし当社では、故人様とご家族様の最後の大切な時間を何より重視しているため、基本の葬儀プラン内にこの「古式湯灌(①基本処置〜⑦ご納棺)」の工程が含まれております。 追加の費用を心配されることなく、安心してプロの手にお任せください。
※「直葬プラン」「お別れ式プラン」など、一部のプランは対象外(オプション対応)となります。対象プランの詳細につきましては、こちらをご覧ください。