地域の人々

【マジカルプランツ × ダイリン】小さな魔法にかけられて

小さな魔法にかけられて。

ダイリンが運営する「きららカフェ」オープンからまもなく、お付き合いが始まったのが、マジカルプランツの坂本さん
ベビーリーフマイクロリーフ、食べられるお花であるエディブルフラワーを栽培し、日本全国の有名レストランにも提供しています。
まるで小さな魔法のように、ひと皿の華やかさを増してくれるリーフたち。
どんな想いで栽培されているのか、お話を伺ってきました。

▲祖父の代から受け継いだという、約5,000㎡の圃場。ベビーリーフやマイクロリーフは水耕栽培で育てるため、比較的天候に左右されず、年間約120種を安定的に栽培できるのだそう。

人の目と手と感覚を大切に。常に葉の状態を見極めて。

もともとは種を扱うメーカーで営業を担当していたという坂本さん。マイクロリーフやエディブルフラワーを求める声を聞きつけ、「自分でやったほうが早いかな、と思って会社を辞めて。家族には驚かれましたけど…」と、一大決心を振り返ります。

レタスや三つ葉等を水耕栽培していた実家の圃場を間借りしてスタートし、少しずつ種類を増やして2018年に法人化。現在は年120種類ものリーフ栽培を一手に担います。

種類によって、種の入手や肥料のバランス、病気の予防など、手をかけるポイントが異なるため、丁寧な目配りが欠かせません。朝摘みを基本に、いかにフレッシュな状態で届けられるか。そのためには、「機械だけに頼らず、人の目と手と感覚で葉の状態を見極めて収穫すること」が大切なのだそう。

▲一部、エディブルフラワーも栽培。きららカフェでもワンプレートランチなどに使わせていただいています。

シェフの声が、発想が、リーフの可能性を広げていく。

栽培施設内を見渡すと、同じ品種でもサイズを分けて栽培しているのが目に入ります。

「料理人によって、ほしいサイズが違うんですよね。できるだけ要望に応えられるようにと思っています」と、坂本さん。料理人とのやり取りによって、新しい気づきを得られることも多いのだとか。

「以前きららカフェのシェフからも、このリーフは次回から抜いてほしいとオーダーがあって。色合いが映えて、酸味やえぐみに特徴があるリーフだったんですけど、やっぱり見た目よりも全体の味のバランスを大切にされているんだなというこだわりを感じましたね。そういう一つ一つのやり取りや自分の発想を超えたリーフの使い方をみると刺激になります」とお話してくれました。

取材に訪れたのは、昨年12月末。ちょうどクリスマスやお正月のシーズン、どこかの家庭で、カフェで、レストランで、ここから旅立ったリーフたちがそのひと時に華を添えているのだと思うと、こちらもワクワクをお裾分けいただいた気分になりました。

▲求められるサイズに合わせて収穫時期・カットの仕方を工夫しているそう。同じ品種でも異なる大きさを揃えてオーダーに応えます。

▲鴻巣市内の一部スーパーにも並ぶ「マジカルリーフ」。いつものサラダの見た目も味わいも、ぐんと格上げされますよ。

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代表 坂本 優志郎 さん

取材中、常に「いやあ、まだまだですよ」と謙遜されていた坂本さん。でも、リーフに向き合う姿からはプロの矜持のようなものを感じました。ご家庭用の少量から飲食店、量販店まで幅広く展開されています。気になった方はぜひお問い合わせください。

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information

マジカルプランツ
鴻巣市広田3450
090-2404-8278